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ヘアドネーションの費用は?かかる料金を紹介

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ヘアドネーションに必要な料金

ヘアドネーションはボランティア活動のひとつですが、必要となる費用はあるのでしょうか。ここではヘアドネーションにかかる費用や、医療用ウィッグの費用相場といった、お金にまつわる情報をまとめてみました。

ヘアドネーションには、どんな費用がかかるの?

ヘアドネーションにかかる費用は、基本的に次のようになります。

  • ドネーションカット代(基本的には0円)
  • ドネーション後に髪を整えるためのカット代(美容院代)
  • 封筒代
  • 郵送代

※認定証が必要な方は、返信用封筒と切手が必要になります。

賛同サロンでドネーションカットを行う場合、その料金は基本的に0円です。カット後のヘアスタイルを整えるための施術料は、サロンごとに設定されている正規の料金が必要となる場合が多くなっています。また、切ってもらった髪を送付するための封筒と、郵送料金がかかります。

自分でカットを行う場合は、髪の毛を束ねるヘアゴム代や、ヘアカット用のはさみが必要となるのでご注意ください。

また、団体によっては「ヘアドネーションをした」という証である認定証や、「髪の毛の寄付を受け付けた」という受領証を送ってくれるところもあります。こちらを希望する場合は、返信用の封筒と切手代が必要となります。

基本、ドネーションカット後に美容院の正規料金が必要になる

ドネーションカットは通常のカット方法と異なり、寄付用の髪を束ねてハサミでまっすぐに切り落とすのが特徴です。ドネーションカットを無償で行っているサロンは、たいていの場合ここまでが無償の範囲となっています。

しかし、まっすぐに切り落としただけだと不自然な髪型になってしまうため、その後は通常のカットでヘアスタイルを整えることになります。その際の料金は、そのサロンの正規のヘアカット料金であることがほとんどです。サロンによってはキャンペーンなどで割引をしていることもあるので、詳しくはお店ごとに問い合わせてみましょう。

ヘアドネーションに関わる料金あれこれ

ここでは、ヘアドネーションの料金面でのメリットについてご紹介します。

Q.ヘアドネーションすると節約になるって本当?

女性の美容室代は、定期的にカラーをしたりイメージチェンジをするためにパーマをかけたりと、比較的高額になりやすいものです。株式会社リクルートライフスタイルが2016年に行った調査による、美容室の年間利用回数と1回あたりの金額は以下の通りです。

  • 女性:4.49回、6,413円
  • 男性:5.11回、4,020円

※参照:美容センサス http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/A_hair_census_201606.pdf

この調査結果に基づくと、女性が1年間に美容室を利用する金額は28,795円となります。オプションとしてトリートメントやカラーリングなどを取り入れればさらに高額となるため、節約のためにできるだけ髪を伸ばし、美容院代を節約している…という人も少なくないようです。

せっかく髪を伸ばすのであれば、ヘアドネーションに参加できるくらいの長さまで伸ばしてみるというのもひとつの手段です。ヘアドネーションに必要な髪の長さは、最低31㎝以上。条件を満たすまでには約2~3年の時間がかかるため、その期間の美容院代を節約することができます。ちなみに3年伸ばした場合、86,385円の節約になります。人によっては、10万円以上の節約になることもあるでしょう。

美容院代の節約にもなって、人のためにもなるヘアドネーション。髪を伸ばすことが苦にならないのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。

Q.ヘアドネーションでできた医療用ウィッグは、いくらで子供たちへ販売されるの?

日本でヘアドネーションを推進している3つの団体、「JHD&C」「つな髪(R)」「HERO」ともに、18歳以下の子どもたちへ医療用ウィッグを無償提供しています。ヘアドネーションから作られたウィッグを販売している団体はひとつもありません。

ヘアドネーションから作られる医療用ウィッグは、寄付される髪の長さによって種類が異なります。15cm以上31cm未満の髪の毛で作られるウィッグは、インナーキャップウィッグと呼ばれるもの。こちらは頭のてっぺんに植毛をしないタイプで、好きな帽子と組み合わせて使用します。31㎝以上の髪の毛で作られるのは、頭頂部まで植毛がなされており、頭をすっぽりと覆うことのできるフルウィッグ。子どもたちに人気があるのは、やはり見た目が自然なフルウィッグです。

インナーキャップウィッグ・フルウィッグ共に、ウィッグ自体は無償提供されます。ウィッグを受け取る人に、お金の負担はありません。ただし、医療用ウィッグを好みの長さに整えるヘアカット、いわゆるウィッグカットには別途料金がかかります。また、ウィッグの採寸や受け取りをする店舗までの交通費、ウィッグの郵送代、後日ウィッグを調整カットするための料金は、受け取る側の負担となります。

Q.ジュニア用の医療用ウィッグの相場は?

ヘアドネーション団体が無償で提供している子ども向けの医療用ウィッグですが、通常購入するといくらくらいかかるものでしょうか?

子ども用の医療用ウィッグはほとんどがオーダーメイドで、1人1人のサイズに合わせて作られるものです。製作期間には、45~60日ほどを要します。これを通常購入した場合、髪の長さが20㎝のもので約17万、30㎝で19万、40cmになると20万円以上かかります。部分ウィッグであれば、大きさにもよりますが10~16万ほどで作れるようです。

ちなみに医療用ウィッグにはレンタルもあり、1日あたりの利用料金は150~300円ほど。短期間であればこちらのほうがお得かもしれませんが、予定よりも治療期間が延びたり、治療後もウィッグを使用したい…といった場合は割高になります。

まとめ

費用の面はもちろん、病気の子どもたちにも大きなメリットのあるヘアドネーション。ひとつでも多くの医療用ウィッグを提供するためには、少しでも多くの髪の毛が必要となっています。ドナー的にもヘアカット代の節約といったメリットがあるので、気になる方はぜひ参加を考えてみてください。

また、ドネーションカットの料金やその後の調整代などは、各美容院によって異なります。まずは、お近くのサロンで確認してみましょう。

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