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ヘアドネーションを主催している協会は?

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ヘアドネーションは誰が主催しているの?

日本でヘアドネーションを主催しているのは、JHD&C、つな髪、NPO法人HEROという3団体。ここでは、それぞれの団体によって異なるヘアドネーションの考え方や、寄付の条件についてまとめています。

日本には現在、3つの団体があります

ヘアドネーション(Hair Donation)とは、小児がん・白血病・先天性の脱毛症・不慮の事故などで頭髪を失った子どもたちに、寄付された髪の毛で人毛100%の医療用ウィッグを無償提供する取り組みです。もともとはLocks of Loveをはじめとするアメリカの団体が行っていた活動で、日本で初めてそれを始めたのはNPO法人Japan Hair Donation&Charity。現在では、以下の3団体が国内でヘアドネーションを主催しています。

  • 特定非営利活動法人 Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)
  • 特定非営利活動法人HERO
  • 株式会社グローウィング つな髪プロジェクト

当初はヘアドネーションという活動自体の認知度が低く、髪の毛の寄付も少ないものでしたが、水野美紀、柴咲コウ、紅蘭といった有名人が参加したことで知名度が一気に上昇。寄付が増加したという経緯があります。

NPO法人JHD&Cはどんな団体?

JHD&C(Japan Hair Donation & Charity)通称ジャーダックは、日本で初めてのヘアドネーション団体です。何らかの事情で頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに、ヘアドネーション(髪の毛の寄付)のみで作った医療用ウィッグを完全無償提供。社会性の回復をサポートし、子どもたちの未来を守ることをモットーに活動を続けています。JHD&Cの医療用ウィッグはJIS規格取得の「Onewig」というもので、自然な見た目と手触りが特徴的なフルウィッグとなっています。

NPO法人JHD&Cにヘアドネーションするには?大事なポイントをおさらい

JHD&Cに髪の毛を寄付する際のポイントをまとめました。

  • カラー、パーマ、ブリーチヘアでもOK

    JHD&Cに寄付する髪の毛は、年齢・国籍・性別・髪質を問いません。カラーやパーマ、ブリーチをかけていてもOK。くせ毛や白髪でも問題ありませんし、多少のダメージヘアでも受け付けています。

  • 31cm以上の長さがあること

    JHD&Cに寄付するためには、31cm以上の髪の長さが必要です。この31cmという長さは、頭をすっぽりと覆うフルウィッグに使われる世界的な基準「12インチ」をセンチメートルに換算した数字となっています。くせ毛の場合は、軽く伸ばした状態で長さを測るようにします。

  • 髪が完全に乾いていること

    ドネーションカットは、必ずシャンプーの前に行うようにしましょう。シャンプーをした後にしっかり乾かしたつもりでも、毛束の内部には湿気が残っているものです。髪にほんの少しでも湿り気が残っていると、カビや雑菌が繁殖する原因となります。

  • 切り口を輪ゴムでしっかりまとめてあること

    どんなに長い髪の毛であっても、切り口がバラバラで揃っていない状態はNG。ヒモで縛ると途中でほどける可能性があるため、ゴムでしっかりとまとめるようにしましょう。髪が多い場合は、いくつかに毛束を分けてから切ると処理も簡単です。

  • 髪束は同一人物ごとにまとめること

    友人や家族など、何人かでまとめて髪の毛を送る場合は同一人物ごとに束をまとめしょう。1人分ずつをワンセットにしてビニール袋などに入れて送ると、その後の処理がスムーズになるそうです。

つな髪はどんな団体?

つな髪プロジェクトは、ヘアドネーションにより医療用ウィッグを無償提供するプロジェクト。女性用ウィッグの製作・メンテナンスを手がけている、株式会社グローウィングのCSR活動(利益にこだわらない社会貢献)の一環として行われています。ウィッグの専門会社であるため医療用ウィッグに関するノウハウがあり、全部で5種類の医療用ウィッグを提供。15cm以上の長さから受け付けているのも特徴です。

つな髪にヘアドネーションするには?大事なポイントをおさらい

つな髪に髪の毛を寄付する際のポイントをまとめました。

  • パーマ、ブリーチ、縮毛矯正、くせ毛、白髪はNG

    つな髪では、パーマ、ブリーチ、縮毛矯正を施している髪は受け付けていません。天然パーマやクセの強い髪質、白髪まじりの髪の毛、引っ張ると切れてしまうくらいのダメージヘアもNGです。ヘアカラーはOKですが、明るめのこげ茶・ブラウン系などは医療用ウィッグではなく、練習用ウィッグとして使用されるそうです。

  • 15cm以上、または31cm以上の長さがあること

    髪の長さは15cm以上から受け付けているのが特徴で、もちろん31cm以上でもOK。ただし、現在のところ15cm以上31cm未満の髪は受付を一時休止しており、再開は未定となっています。(2019年10月21日~)

  • 髪が完全に乾いていること

    髪が濡れているとカビや雑菌の原因となるため、必ず完全に乾いた状態でカットするようにしましょう。

  • 切り口を輪ゴムでしっかりまとめてあること

    髪の毛の束を3~5本に分け、切り口を輪ゴムでしっかりとまとめます。

  • ラップで包んだり、髪の束を輪っか状にまとめるのはNG

    髪の束をラップで包んだり、他の人の髪の毛と一緒に束ねないようにします。また、髪をまとめるときは輪っか状にしないようにしましょう。

NPO法人HEROはどんな団体?

NPO法人HEROは、2011年10月に設立された宮城県のNPO団体。ヘアドネーションの活動に関しては、2016年から開始しています。HEROでは、先天性の疾患・不慮の事故などさまざまな理由でウィッグを必要としている18歳以下の子どもを対象に、人毛を使ったナチュラルなオリジナルウィッグを製作・プレゼント。ウィッグを通して子どもたちに笑顔・明るさ・元気・勇気を取り戻してもらいたい、という気持ちで活動を続けています。

NPO法人HEROにヘアドネーションするには?大事なポイントをおさらい

HEROに髪の毛を寄付する際のポイントをまとめました。

  • カラー、パーマ、ブリーチヘアでもOK

    軽く引っ張るくらいで切れてしまうようなダメージヘアでなければ、カラー、パーマ、ブリーチヘアでも受け付けています。縮毛矯正も日常的にケアができていて、主観的なダメージが少なければOKです。

  • 31cm以上の長さがあること

    医療用ウィッグとして使用するため、31cm以上の長さが必要です。

  • 髪が完全に乾いていること

    髪は必ず完全に乾いた状態で送付します。くせ毛は、少し伸ばした状態で長さを測ります。

  • 切り口を輪ゴムでしっかりまとめてあること

    髪の束は、根元を輪ゴムでしっかりとまとめます。

  • 髪束は同一人物ごとにまとめること

    ウィッグは髪の長さによって選別されるため、複数人で髪を送る際には全員分をひとまとめにせず、個人で束ねるようにします。

ヘアドネーション協会賛同サロンとは?

ヘアドネーション賛同サロンとは、ヘアドネーションの理念を理解し、その活動にボランティアで協力している理容室・美容室のことです。ドネーションカットは一般の理容室・美容室で行ってもよいですし、自分自身や家族でカットしてもよいのですが、やはり経験豊富な賛同サロンで行った方が安心。一般のサロンの中には、「髪を持ち帰りたい」という要望に対応していないケースもあるからです。

賛同サロンではすべてのお店でドネーションカットに対応していますが、カット料金やサービスの範囲はお店によって異なります。予約をする際には、必ず「ドネーションカット希望」であることを伝え、具体的な料金を確認しておきましょう。また、賛同サロンではドネーションカットだけでなく、カットした後のヘアスタイルも整えてもらえます。どんな髪型にしたいか、しっかり話し合ってからカットを進めましょう。

まとめ

ヘアドネーションは、切った髪の毛をただ団体へ送ればいいというものではありません。ヘアドネーション用の髪の毛には団体ごとに細かいルールが設けられており、その基準を満たさないとせっかく伸ばした髪の毛がムダになってしまうこともあります。

こういったトラブルを防ぐためには、ヘアドネーション賛同サロンにあらかじめ相談しておくと◎。「どのくらいの長さまで伸ばしたらいいか」「カットした後の髪型はどうするか」といった話し合いをしておくと、トラブルも少なくなりスムーズです。

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